清水商店
世界にも認められた小さな港町のこだわり製法
2022年3月10日
今回、当機構の海外展開推進員の角掛(つのかけ)が水産加工を行っている株式会社清水商店を訪問して、代表取締役の清水栄基氏に話を伺いました。

事業の概要
角掛:それではまず事業概要を教えていただけますか。

主力製品の蒸しダコ
清水:創業は1907年(明治40年)。創業した当時は海産物の中でも、ワカメなどの海藻類が主体で、そのほかは煮干し、ニシンなど、時代時代で求められるものが変化していく中、それぞれの需要に対応してきました。現在は、タコ、イカ、エビに絞って、モーリタニア産や各県産の「蒸しダコ」のほか、加工パック品などを製造しています。水産加工業以外にも、外食事業として海鮮レストラン「えんやどっと丸」も運営しています。
角掛:レストランも運営されているのですね。外食事業にも取り組んでいる理由は何かあるのでしょうか。
清水:水産加工業は工場内での作業など、裏方の部分が多く、納入先も東京豊洲などの市場ばかりなので、お客様の顔を直接見て商売できる場面が少ないんです。自分としては、「点」ではなく「面」で仕事をしたいと思っているので、お客様の顔を見て直接「おいしい」と褒められるなど、やりがいを感じられるものをやってみたい。それが外食事業に取り組み始めた理由です。
角掛:おいしいと言ってもらえることは、それこそ一番のモチベーションになりますからね。
清水:素材製造業者でありながら、消費者の方々とも直接的な接点を持つことができたので、外食事業を手掛けてよかったと思ってます。

角掛:ところで、御社は「食品衛生協会理事長賞」や「農林水産大臣賞」を受賞されています。これは品質の証ですね。
清水:こういった賞を取ろうと考えた理由は、もちろん外部向けの品質保証の面もあるのですが、実は社員のモチベーションを高めてもらいたかったからなんです。
角掛:これらの賞は外部への営業向けではないと?
清水:そうなんです。社員みんなに「自分たちが作っている商品は、外部から賞をもらえるくらいスゴイんだ」と胸を張って仕事してもらいたい。そう考えて取ったんです。
角掛:現場のことを考え、率先して取り組んでいるのは大変すばらしい心掛けだと思います。
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