立正堂
活用した支援制度について
角掛:海外輸出を進めるにあたってどのような支援制度を活用されましたか。
町田:グローバル推進機構の海外輸出支援を活用して「いばらきチャレンジ基金」の助成を受け、2025年にロサンゼルスで開催された「Japanese Food Expo」に出展しました。これが初めての海外展示会への参加でした。
角掛:現地での反応はいかがでしたか。
【Japanese Food Expo(ロサンゼルス)の様子】
町田:来場者の多様性が印象的で、多くの方にご来場いただきました。純米せんべいのサンプルを配りましたがとても好評で、1,000枚のサンプルを用意したのにも関わらず全てなくなりました。最初のうちは1枚ずつ提供していましたが足りなくなることがわかり、途中から4分の1ほどのサイズに割って提供したほどです。試食のときの来場者の良い表情も見られましたし、一度試食したあとに2度、3度と戻って召し上がる方もいたので、手応えを感じながら展示会を終えることができました。
角掛:この展示会後に控えていたアメリカのスーパーでの販促にもつながったと聞いております。
町田:アメリカの日系スーパー「Mitsuwa Marketplace」での販売が決まっておりましたので、展示会の来場者にはその案内も行いました。多くの方が商品を写真に収めてくれたので、認知度向上につながったと思います。
角掛:とても良いタイミングでの出展になったのですね。今まで当機構の支援を受けられた中で特に役立ったものはありますでしょうか。
町田:まずあげられるのは海外展開推進員の方のサポートです。メール、対面、電話で迅速に対応していただけます。商品開発に関しては、海外輸出には賞味期限の延長が肝になるということを客観的にアドバイスいただき、二人三脚でサポートしていただきました。ガスの充填業者の紹介や現地でのテストなども一貫してフォローしていただきました。
また、商談会の案内をいただいたり、海外バイヤーや商社の方との接点をつくっていただいたりもしました。機構職員の方が純米せんべいを海外販路の関係者に紹介してくださることもあり、自社だけでは届かなかった先に商品を提案できる機会をいただき伴走していただいたことは、とても大きな支えになりました。
角掛:とてもうれしいお言葉です。
今後の展開について
角掛:今後の海外輸出の展開はいかがですか。
町田:国内向けが忙しい状況ではありますが、海外輸出の量を増やしていきたいと考えています。賞味期限の延長を達成し、輸出できる地域が増えてきたことで、輸出商社から求められる認証や設備、欧州向け輸出の包材規制への対応など新たなチャレンジも出てきました。一つずつクリアしながら、グローバル推進機構やジェトロの支援メニューにもある展示会や商談会に積極的に参加し、海外輸出の量を増やせるようにしたいです。展示会や商談会では商品開発のアドバイスもいただけるので、海外でも手にとりやすい商品を開発し、販路開拓につなげていきたいです。
角掛:我々としても引き続き全面的に支援していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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立正堂株式会社 |
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聞き手 |
角掛:今回の対談の中で印象に残ったのは、「純米せんべい」の賞味期限延長に向け町田社長さんが数々のテストと改良を重ねられ、海外輸出を実現させたことです。日本の人口はやがて1億人を切っていくのも確実だし、この傾向には歯止めがききません。事業者の皆様は立正堂さんのように海外に目を向けることで、事業を維持できるかもしれません。
海外に輸出する場合、立正堂さんが賞味期限の部分で模索したように、国内向け販売にはない課題が生じることがあります。一方で、行政機関等が実施する公的な海外展開支援事業を活用しながら試行錯誤を繰り返すことで、海外向けの成約に近づく可能性があることも事実です。
海外展開にチャレンジしてみたいとお考えの茨城県内の中小企業さんがいらっしゃいましたら、ぜひ下記までご連絡ください。
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公益財団法人いばらき中小企業グローバル推進機構
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