本発明は、ビームの入射、取り出しが容易なだけでなく、小型化および超伝導化が可能で、しかも収束・発散磁場強度の制御も容易なＦＦＡＧ加速器用電磁石。
本発明の要旨構成は次のとおりである。
集束磁石を挟んで両側に発散磁石をそなえるＦＦＡＧ加速器用電磁石において、集束磁石で発生させたフラックスを、直接、発散磁石に戻す、正・逆磁場の閉じた磁気回路を形成すると共に、発散磁石の両端部の一方または両方に、逆磁場部の磁場抵抗を小さくするためのシャントヨークを設けたＦＦＡＧ加速器用電磁石であって、
電磁石用コイルを中央の集束磁石のみに設け、逆磁場部である発散磁石はリターンフラックスとし、集束磁石を構成する電磁石が超伝導磁石である。